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税務情報

納税通信3713号 vol.2
【大規模工事の売上計上 進捗割合ごとに必要?】

March 14, 2022

その他

Q2 大規模工事の売上計上 進捗割合ごとに必要?

 

 建設業許可の基準を満たすこととなったため申請しました。これまでは工期が1カ月未満の工事ばかりだったので計上時期の判断は必要ありませんでしたが、今後は工期が半年以上になる大規模な工事は、進捗割合に応じて売上計上する必要がありますか?

 

A2 長期大規模工事を除き、進捗割合ごとの計上は不要です。

 

 下記に該当すれば工事進行基準と工事完成基準の好きな方を選択することができるため、進捗割合に応じて売上計上する必要はありません。

①着工日から引き渡しの契約日までが1年未満

②請負対価が10億円未満

③請負対価の半分以上が、引き渡し日から1年以内に支払われること

 工事進行基準とは、工事の進捗度に応じて売上を計上する方法で、工事完成基準とは、工事完成時に売上と原価をまとめて計上する方法です。工事進行基準で売上計算をするためには、実際発生原価を見積総原価で割るなど、正確な原価計算が必要となります。

 

 

 工事完成基準は、完成引き渡しの時点までは、発生した原価を棚卸資産の仕掛品として計上すればよいため、工事進行基準に比べ、簡便な原価計算で利益を求めることができます。工事進行基準の選択が求められる案件を除いては、これまで通り工事完成基準を選択することをお勧めします。

 

 

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発刊から約70年、経営者のみならず、会社経営のパートナーである税理士等専門家からも貴重な情報紙として多くの支持を得ています。

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