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税務情報

納税通信3692号 vol.1
【当座繰越による融資 リスクや注意点は?】

October 07, 2021

その他

Q1 当座繰越による融資 リスクや注意点は?

 

 先日、メインバンクの融資担当者から「当座貸越」による融資を提案されました。メインバンクとは先代からの古い付き合いで、当社を信用してのご提案だと思うのですが、当座貸越による融資を受ける際の注意点やリスクを教えてください。

 

A1 利息が高めに設定されることが一般的で、貸し剥がしリスクもあります。

 

 当座貸越とは、融資限度額を設定し、その決められた限度額まで自由に融資を受けたり、返済したりできる融資方法です。限度額の範囲内で自由に借りたり返したりができる個人向けのカードローンと同じ仕組みです。

 通常の融資では、そのつど審査を受ける必要がありますが、当座貸越では定められた限度額の範囲内で自由に融資を受けられるため、緊急性を有する資金需要への対応も可能であり、利便性の高い資金調達方法です。

 ただし、利便性が高い分、融資をする金融機関にとっては回収不能となるリスクの高い融資です。そのため、利息が高めに設定されることが一般的であり、不動産担保が十分で経営状態が優良であることなど、最初の審査が厳しくなる傾向にあります。

 

 

 限度額内であれば借りたままにすることもできる制度ではありますが、一般的な融資に比べ、貸し剥がしのリスクも高いため、現状の資金繰りが厳しいからと安易に当座貸越による融資を受けることはせず、自社の財務状況等を踏まえ、検討するようにしましょう。

 

 

納税通信 』 は、オーナー社長向け財務・税務専門新聞です。
発刊から約70年、経営者のみならず、会社経営のパートナーである税理士等専門家からも貴重な情報紙として多くの支持を得ています。

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